2010年01月27日

虐待死の少年のいじらしさ

虐待で死んだ少年が、虐待者である親をかばっていたという。なんとも悲しい話です。
ストックホルムシンドロームを考えれば、決して不思議ではないのでしょうけれど。
それにしても、泣けてくるお話。
いじめ、虐待。
何とかしないと…  国会も、重箱の隅をつつくような議論ではなく、もっとこういうところに光を当ててみて欲しいですね。
親のイジメ。難しい問題です。

新聞記事を引用します。

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「パパはいじめない」虐待死の海渡君、親かばう
1月27日 読売新聞


 東京・江戸川で小学1年の岡本海渡(かいと)君(7)が両親から暴行を受けて死亡した事件。警視庁は、傷害容疑で逮捕後、傷害致死容疑で送検した継父で電気工の健二容疑者(31)と実母で無職の千草容疑者(22)が、暴行を繰り返した疑いが強いとみている。

 近所の住民に「パパはいじめないよ」と話し、両親への気遣いを見せていた海渡君。それでも虐待のサインは何度も出ていた――。

 海渡君が搬送先の病院で息を引き取る2日前の今月22日午後、一家が暮らすアパートのすぐ裏手の工場に勤める男性(55)は、道端で、海渡君から「こんにちは」とあいさつされた。海渡君は、近くの区立松本小から下校する途中だった。

 「お父さんから、いじめられてないか?」。男性は海渡君が千草容疑者の連れ子だと知っていたため、虐待を受けていたことも知らずに声をかけた。「いじめられてません。悪いことをしたら怒られるけど」。はきはきとした返事に、男性は異変を感じなかった。

 海渡君が両親と暮らし始めたのは昨年4月。2か月前、飲食店で働いていた千草容疑者が、客の健二容疑者と結婚し、小学校入学を機に、千草容疑者の母の家から引き取られた。周囲の目には一家は「普通の親子」のように映り、健二容疑者の知人も「『子どもをかわいがろうと思う』と話していた」と振り返る。

 一家の様子が変わったのは昨年夏。近所の住民たちは、「ぶっ殺してやる」という大人の声と、「ギャー」という子どもの叫び声を何度も聞いていた。数軒先に住む男性はアパートの窓越しに、大人が子どもを床に落とす光景も目にした。

 区の「子ども家庭支援センター」も昨年9月、海渡君の胸や腹にアザがいくつもあるのを、診察中に見つけた歯科医から通報を受けていた。海渡君は医師に「パパはいつもぶつんだよ」と話したという。

 この事実は学校にも伝えられ、校長、副校長、担任の3人がアパートを訪ね、健二容疑者が「二度と殴らない」と話したため、報告を受けた同センターも都墨田児童相談所も「対応は不要」と判断していた。

 しかし翌10月、海渡君は11日間、12月も6日間欠席した。同じ頃、近所の路地裏に100点満点ばかりの海渡君のテストの束が捨てられているのを住民が見つけていた。

 1月に入っても始業式から20日まで登校していなかった。それでも学校側は「虐待がある」とは受け止めていなかった。

 26日まで開かれていた「区立幼稚園・小学校展覧会」に、海渡君が教科書の一節を鉛筆で写し、熊の写真をまねて挿絵にした作品が、優秀作として展示された。親熊と2匹の子熊の絵は、親熊だけが、目がつり上がっているように描かれていた。

 ◆相談所や学校の連携足りず◆

 児童虐待の初期対応を担う江戸川区の「子ども家庭支援センター」は今回、「学校側が状況を把握出来ている」との理由で両親に面会していなかった。墨田児童相談所にも文書で情報提供しただけで、同相談所も「センターが対応している」として、海渡君が学校を休みがちになる10月以降、状況を把握することはなかった。

 厚生労働省では「学校任せではなく、三者の密な連携が必要だった」として、児童相談所を運営する都道府県に対し、「虐待の情報提供後、原則48時間以内に子どもを目視する」「安全確保のための一時保護を辞さない」ことを求める通知を出した。
posted by イジメと虐待 at 21:38| Comment(23) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月15日

イジメ防止の集会

イジメ問題について、集会を開くことで、いじめの発生が激減しているという。
何でも、逃げずに、正面から取り組めば、イジメ問題といえども、きちんと解決できるということだろう。
久しぶりに明るいニュースだ。

以下、カナコロの記事から。


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1月8日 カナロコ
いじめ防止へ全校生徒が真剣に話し合い、中学校で集会/秦野

全校一体でいじめ防止活動に取り組んでいる秦野市緑町の市立南中学校(米山和久校長)で8日、全校生徒が参加した「いじめ防止集会」が開かれ、いじめについて生徒が真剣に話し合った。同校では3年前から活動に取り組んでおり、「いじめを感じる」と答える生徒が激減しているという。

 同校体育館で行われた集会では、いじめに関するビデオを鑑賞した後、「あなたがこのクラスにいたら、いじめを止める気持ちは何パーセント」とアンケート。結果をもとに意見交換し、なぜいじめを止めることができないかを考えた。

 生徒たちは「助けたいが自分が標的になるのが怖い」「きれい事を言うのは簡単。行動に移せない」「許さない空気をつくることが大事」など正直な気持ちをぶつけ合った。会場から拍手が送られたのが「心優しい人をたくさんつくる」という意見だった。

 同校では2007年度に、いじめを「しない、させない、見過ごさない」の3原則を掲げ、08年度は「ころす、うざい、しね、きもい」防止キャンペーンを行った。その結果、生徒への「いじめを感じていますか」という調査で、06年度には55%だった「はい」が、07年度6%、08年度7%、09年度11%となった。

 同校では「言葉のキャンペーンで意識を持たせることが狙いだった。いじめを感じる生徒が減ったのは、学校一体となって取り組んだ成果」と話している。

posted by イジメと虐待 at 00:31| Comment(14) | いじめ問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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