以下、9月19日琉球新報から引用です。
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「公平、迅速な対応を」 セクハラで山田弁護士
セクハラ・パワハラ相談窓口担当者セミナー(21世紀職業財団沖縄事務所主催)が18日、那覇市の沖縄都ホテルであった。セクシュアル・ハラスメント(セクハラ)、パワーハラスメント(パワハラ)問題の著書のある山田秀雄弁護士が講演し「セクハラはトップや管理職の意識改革、実態調査など予防対策が重要。もし発生したときには公平で迅速な対応がリスクマネジメントになる」と初期対応の重要性を強調した。
山田弁護士は「職場におけるハラスメント防止に向けて」と題して講演。セクハラの現状について、典型的な強制わいせつのようなケースの発生の一方で、不倫や交際を要求する「疑似恋愛型セクハラ」の増加、賠償金の高額化を指摘。「疑似恋愛型は双方の認識が異なる。性的言動に対する受け止め方は個人間に差があり、この程度のことは相手も許容するだろうという勝手な憶測はしてはいけない」と強調した。
組織や上司が職務権限を使って、職務上のことや職務とは関係のない事柄について適正な範囲を超えて有形、無形に部下に継続的な圧力をかけるパワハラは「いじめとして行われるケースや自発的退職を促す目的で行われるケースがあり、若い社員だけでなく、中高年も標的になっている」と現状を説明。「パワハラは会社の生産性や社員全体の士気にも大きな影響を与える」として会社の毅然(きぜん)とした対応を求めた。
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受取側とする側の意識の違いも指摘されているけれど、ここにはイジメ問題の本質があるのかも?